大分 ひき逃げ事件 容疑者を指名手配 2週間余で884件 情報提供

去年、大分県別府市の交差点で大学生が車にはねられて死亡したひき逃げ事件で、27歳の容疑者が全国の警察を挙げて捜査をする「重要指名手配」に指定されて、懸賞金が支払われることになった後の2週間余りで884件の情報が寄せられたことがわかりました。
大分県警察本部は一日も早い容疑者の逮捕に向け、引き続き情報提供を呼びかけています。

「重要指名手配」に指定されているのは八田與一 容疑者(27)です。

去年6月29日、別府市野口原の県道の交差点で大学生2人を車ではね、当時19歳の大学生を死亡させたほか、もう1人にもけがをさせ、現場から立ち去ったとして、ひき逃げの疑いで逮捕状が出され、警察は9月、全国の警察を挙げて捜査する「重要指名手配」に指定しました。

警察によりますと、このあと、懸賞金が支払われることになった9月15日から9月30日までの2週間余りで、情報が884件、寄せられたということです。

これを含めて、6日までに寄せられた情報は合わせて2363件に上り、「似た人を見た」などの目撃に関する情報が全体の9割余りを占め、関東地方からの情報が最も多いということです。

大分県警察本部交通指導課の安藤竜夫 次席は「一日も早く容疑者を発見、確保するために、全国の皆さまの協力をお願いします」と呼びかけています。

容疑者の情報は別府警察署の電話番号 0977-21-2131で受け付けています。