バンコク銃撃事件 少年はSNS通じて銃を入手か 男3人を逮捕

タイの首都バンコク中心部の大型商業施設で3日、14歳の少年が銃を発砲し、中国人とミャンマー人の女性2人が死亡し、5人が重軽傷を負いました。

警察によりますと、逮捕された14歳の少年は実弾を発射できるようモデルガンを改造した銃で犯行に及んだということです。

その後、警察が捜査をすすめた結果、少年はSNSを通じて改造した銃を購入していた疑いが強まり、警察は5日、少年に銃や銃弾を違法に販売したなどとして、タイ南部とバンコクに住むあわせて3人の男を逮捕したと明らかにしました。

警察は3人を調べるとともに、少年の犯行動機の解明をすすめることにしています。

タイでは民間人が保有する銃が2017年時点で1000万丁あまりと、東南アジア諸国の中で最も多いとされ、去年10月には、元警察官の男が保育施設で銃を乱射するなどして、子ども24人を含む36人が死亡するなど、銃を使った犯罪が相次いでいます。

今回の事件を受けてタイ政府は、改めて銃の規制に取り組む姿勢を示していて、実効性のある対策を打ち出せるかが焦点となっています。