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NY原油市場 1バレル=82ドル台に 先週から一転して大幅下落
5日のニューヨーク原油市場では、アメリカのガソリンの在庫が増加したことを受けて原油の需要が落ち込むとの見方が出たことなどから、国際的な原油の先物価格がおよそ1か月ぶりに一時、1バレル=82ドル台まで下落しました。
5日のニューヨーク原油市場では国際的な取り引きの指標となるWTIの先物価格がおよそ1か月ぶりに一時、1バレル=82ドル台まで下落しました。
WTIの先物価格は先週まで上昇傾向が続き、一時、1バレル=95ドル台まで上昇しましたが、一転して大幅に下落しました。
これはアメリカのエネルギー情報局が4日、ガソリンの在庫が増加したと発表したことを受けて、原油の需要が落ち込むとの見方が出たことが主な要因です。
アメリカの長期金利の上昇を受けて外国為替市場でドルの値上がりが続き、アメリカ国外の買い手にとって、ドルで購入する原油が割高になっていることも需要が落ち込むとの見方につながっています。
市場関係者は「先週まで続いていた原油価格の上昇傾向が下落に転じたことを受けて、下落がどこまで続くのか見極めたいという投資家が多い」と話しています。