「NGリスト」ジャニーズ事務所見解 報道向けとHPで一部異なる

ジャニー喜多川氏の性加害をめぐって今月2日に開かれたジャニーズ事務所の会見で、会場で指名しないようにする記者をまとめた「NGリスト」が作成されていた問題をめぐり、ジャニーズ事務所は4日夜、報道各社に見解を示しましたが、その後、5日未明に公式ホームページで公表した見解の内容は一部が異なっていました。

主に異なる点を見てみると、4日夜、報道各社に示した見解では、▽会見の2日前に行われた打ち合わせで、会社側が持ってきたメディアのリストに「NG」と書かれてあったので、事務所の井ノ原快彦氏が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と伝えたところ、会社側は「では前半ではなく後半で当てるようにします」と答えたなどと説明していました。

一方、公式ホームページで公表した見解では、この「前半ではなく後半で」という文言がなく、「では当てるようにします」となっています。

また、報道各社に示した見解では、▽会社側が会場に持参していたリストについて、「誰も見ておりません」としていましたが、公式ホームページで公表した見解では、この「誰も見ておりません」という文言がありませんでした。

こうした内容の違いについて、NHKがジャニーズ事務所に見解を求めましたが、示した期限までに回答はありませんでした。