インド北東部で洪水 14人死亡 100人以上が行方不明に

インド北東部の山あいで、大雨による洪水が起き、地元メディアは、これまでに少なくとも14人が死亡し、100人以上の行方がわからなくなっていると伝えています。

インド北東部シッキム州では4日、大雨によって洪水が発生しました。

インドの災害当局は3日から降り続いた大雨によって上流にある湖から水があふれ、山あいの地域を流れる川が氾濫したとの見方を示しています。

地元メディアはこの洪水によってこれまでに少なくとも14人が死亡し、軍の関係者を含む100人以上の行方がわからなくなっていると伝えています。

現地からの映像では、茶色く濁った水が勢いよく流れる様子や、濁流が流れ込んだ建物、それに崩落した道路が確認できます。

地元住民の男性は「状況はとても深刻です。住宅や持ち物がすべて流されてしまいました。道路は損傷し、通ることができません」と話しています。

現地では、軍や警察などによる住民の捜索や救助活動が続けられています。

インドのモディ首相は、自身のSNSに「この困難に対処するために、できるかぎりの支援を届けることを約束する」と投稿しました。

現地の気象当局は、引き続き、大雨による鉄砲水や洪水で被害が広がるおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。