ジャニーズ事務所 看板撤去の準備作業か ビル屋上からゴンドラ

ジャニー喜多川氏の性加害の問題をめぐり、社名の変更を発表したジャニーズ事務所では、都内にある事務所ビルに掲げている社名の看板を覆うように、屋上からゴンドラが設置されました。看板撤去のための準備作業とみられています。

4年前に死去したジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所は社名を「SMILE‐UP.」に変更することを明らかにしています。

東京 港区にある事務所のビルにはジャニーズ事務所の社名を英語で表記した看板が掲げられていますが、5日午前中には社名の看板を覆うように、屋上からゴンドラが設置されました。

看板撤去のための準備作業とみられています。

事務所のホームページによりますと、本社は2018年7月にこの場所に移転したということです。

5日はビルの前にテレビ局など報道各社、10社以上が集まっていました。

事務所は今月17日付けで「SMILE‐UP.」に社名を変更し、被害者への補償を行ったうえで、将来的に廃業するとしています。

事務所ビルの前に多くのファン

ジャニーズ事務所のビルの前には、午前中から多くのファンが集まっていました。

ビルの屋上から設置されたゴンドラはちょうど看板の位置にあることから、英語で表記された社名の看板は隠れてほとんど見えませんが、ファンたちはゴンドラの隙間から見える看板を撮影するなどしていました。

神奈川県から娘と一緒に来ていた女性は、「17日に社名が変わる前に見ておきたいと思って来ました。自分にとってジャニーズという名前は大きな存在ですが、今回の問題で社名を変えるという判断はそうすべきだと思いますし、受け入れています。残ったタレントたちがこれからも変わらずに活躍できる環境を作ってほしいです」と話していました。