ジャニーズ事務所会見「NGリスト」 運営会社が作成認め謝罪

ジャニー喜多川氏の性加害をめぐって今月2日に開かれたジャニーズ事務所の会見で、会場で指名しないようにする記者をまとめた「NGリスト」が作成されていた問題について、会見の運営を担当したコンサルティング会社が、リストを作成したことを認め、謝罪しました。会社は、リストの作成などにジャニーズ事務所は一切関与していないとしています。

ジャニー喜多川氏の性加害の問題をめぐり、ジャニーズ事務所は今月2日、都内で記者会見を開き、300人近い報道陣が詰めかけました。

会見は、質問のある記者が手をあげ、司会者が指名する形で質疑応答が行われましたが、会見を担当したコンサルティング会社側が、指名しないようにする記者などの名前や顔写真をまとめた「NGリスト」を会場に持ち込んでいたことが明らかになっています。

これについて、コンサルティング会社が5日、コメントを発表しました。

コメントでは、NGリストについて「限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもの」だと認めました。

また、リストの作成などにジャニーズ事務所は一切関与していないとし、実際の会見では、登壇者、司会者の判断で、幅広いメディアの記者から質問を受けたと説明しました。

そのうえで会社は、「関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。