株価 700円以上値下がり 終値として約5か月ぶりの安値

4日の東京株式市場、午後になって全面安の展開となり、日経平均株価は700円以上値下がりして、終値としておよそ5か月ぶりの安値となりました。

4日の東京市場は、アメリカで金融引き締めが長期化することへの警戒感などから、取り引き開始直後から売り注文が広がりました。

さらに、アジア市場でも株価の下落が相次ぐなか、午後に入って売り注文が膨らみ、日経平均株価は700円以上値下がりして、終値として、ことし5月以来、およそ5か月ぶりの安値となりました。

▽日経平均株価、4日の終値は前日より711円6銭安い3万526円88銭

▽東証株価指数=トピックスは、56.58下がって2218.89

▽一日の出来高は20億2967万株でした。

4日の東京株式市場、全面安の展開となり、日経平均株価は5営業日連続で値下がりしました。

下落の背景にあるのは、アメリカの金融引き締め長期化への警戒感です。

3日のニューヨーク市場では、雇用に関する指標が市場の予想を上回ったことに加えて、FRBの高官の発言が利上げに前向きと受け止められ、株価の下落につながりました。

外国為替市場でも、こうした見方が広がって、円相場は日本時間の3日夜遅くには、およそ1年ぶりに1ドル=150円台まで値下がりし、その後、相場は乱高下しました。

4日の東京市場でも、政府・日銀による市場介入への警戒感が高まっていて、政府・日銀がどのような対応をとるのかに市場は注目しています。