北海道の最高峰 旭岳で紅葉が見頃 初冠雪の観測も

北海道の最高峰、大雪山系の旭岳では紅葉が見頃を迎えています。4日は「初冠雪」も観測され、多くの登山客を楽しませています。

北海道で最も高い標高2291メートルの旭岳は、全国でもいち早く紅葉が始まることで知られています。

ことしは平年よりも2週間ほど遅く、9月中旬から山頂付近で紅葉が始まりました。

標高1300メートル付近の中腹付近では見頃を迎えていて、「ナナカマド」や「ダケカンバ」が鮮やかな赤や黄色に色づいています。

旭岳の5合目、標高1600メートルほどの地点にあるロープウエーの姿見駅の近くでは訪れた人たちが「チングルマ」を写真に収めるなどして思い思いに楽しんでいました。

気象台によりますと旭岳では4日、平年より9日遅く「初冠雪」が観測され、このところの冷え込みで紅葉の色づきも進んでいるということです。

北九州市から訪れたという60代の女性は「旭岳の紅葉を見るために北海道を訪れました。山が紅葉で赤や黄色に色づき山頂は雪で白くなっていて、ここでしか見ることができない景色ですね」と話していました。

ロープウエーの運営会社によりますと、旭岳の紅葉は10月中旬まで楽しめるということです。