熱中症で搬送 今月1日までの1週間 この時期では過去最多に

季節外れの暑さが続いた今月1日までの1週間に、熱中症で病院に運ばれた人の数がこの時期としては過去最多となったことが、総務省消防庁のまとめで分かりました。

総務省消防庁によりますと、先月25日から今月1日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて763人でした。

前の1週間より538人少なくなったものの、この時期としては平成20年に統計を取り始めてから最も多くなりました。

763人のうち
▽死亡したのは1人で
▽入院が必要な「重症」と「中等症」が合わせて202人
▽「軽症」が550人でした。

年齢別では
▽65歳以上の高齢者が345人と半数近くを占め
次いで
▽18歳以上65歳未満が258人
▽7歳以上18歳未満が142人
▽7歳未満が18人でした。

都道府県別では
▽愛知県が54人と最も多く
次いで
▽静岡県の46人
▽大阪府と神奈川県の41人
▽福岡県と鹿児島県の38人などとなっています。

また、場所別では
▽住居が211人と最も多く
次いで
▽屋外の競技場や駐車場が124人
▽学校などの教育機関が113人などとなっています。

熱中症搬送のまとめは今回が最後ですが、今週も暑さ指数が高くなるところがある見込みで、総務省消防庁は「涼しくはなっているが熱中症への対策を継続してほしい」と呼びかけています。