7月の生活保護申請 全国2万2600件余 7か月連続前年同月上回る

ことし7月の生活保護の申請件数が4日公表され、全国で2万2600件余りと、去年7月と比べて2.8%増えました。前の年の同じ月を上回るのは7か月連続です。

厚生労働省によりますと、ことし7月に申請された生活保護の件数は、全国で2万2627件で、去年7月に比べて611件、率にして2.8%増えました。

生活保護の申請件数は、ことしに入って7か月連続で前の年の同じ月を上回っています。

また、ことし7月に新たに生活保護の受給を始めたのは、1万8934世帯で去年7月に比べて2.4%増えました。

生活保護を受給している世帯は全国で165万492世帯となっていて、現在の調査を始めた2012年以降で最も多くなっています。

厚生労働省は「新型コロナの影響で貯蓄が減るなどしていたことが国民生活に影響を与えていて、今後も注視が必要だ。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしい」としています。