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ハワイ マウイ島西部 観光客受け入れ 住民ら再開延期求める

ことし8月の大規模な山火事で被害を受けたハワイのマウイ島西部では、今月8日から観光客の受け入れ再開が予定されています。これについて地元の住民たちは州政府に対して「準備ができていない」として延期を求めました。

8月にハワイのマウイ島西部で起きた山火事では、歴史的な町並みで知られるラハイナが壊滅的な被害を受け、警察によりますとこれまでに98人の死亡が確認され、12人が行方不明になっています。

火事を受けてハワイ州は、マウイ島西部に観光で訪れないよう呼びかけてきましたが、今月8日から順次、観光客の受け入れを再開する方針です。

これについてマウイ島西部選出の地方議員や住民は3日、州都ホノルルで記者会見を開き、被災者がホテルで今も避難生活を送っていて、住民の多くは観光業に従事しているものの火事のショックから立ち直れていないとして受け入れの準備はできていないと訴えました。

そして「観光の再開は被災した住民の意見を踏まえて決定するべきだ」として、8日の受け入れ再開の延期を求める1万2000人分の署名を州政府に提出しました。

マウイ島西部はハワイ全体の観光収入の15%を占めるとされ、観光をどのように再開していくかが課題になっています。

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