NHK フェイクニュースなどを防ぐ技術組合に参加へ

フェイクニュースなどが広がるのを防ぎ、安全なインターネット環境を保つための技術開発を進めている国内外のメディアなどで作る組合にNHKが参加することになりました。

NHKが新たに参加するのは国内外の新聞社やテレビ局、広告代理店などで作る「Originator Profile技術研究組合」です。

この組合で研究を進めている「オリジネーター・プロファイル」はネット上の記事や広告などに発信者の情報を付与する技術です。

記事などのコンテンツが、信頼できる発信者のものであるかを識別できるようになり、フェイクニュースや悪質な広告の抑止につながると期待されていて、組合では2025年の実用化を目指しています。

NHKはこの技術の実用化に向けて、3日から組合に参加することを決めました。

NHKは、「オリジネーター・プロファイルは、新聞社や民放だけでなく、広告代理店なども参加するオールジャパンの取り組みで、ネット空間の健全性を高め、公益性を高めることになります。NHKもこの技術研究組合に参画することを通じて、『情報空間の参照点』の提供、『信頼できる多元性確保』への貢献等の役割を果たしてまいります」とコメントしています。