大リーグ 平均試合時間 24分短縮 観客動員6年ぶり7000万人突破

大リーグが今シーズン導入した投球間の時間制限「ピッチクロック」によってレギュラーシーズンの平均試合時間がおよそ2時間39分と、昨シーズンより24分短くなったことが分かりました。また、観客動員数はリーグ全体で6年ぶりに7000万人を突破しました。

大リーグでは、今シーズンから試合時間の短縮を目指して投球間の時間制限「ピッチクロック」が導入され、ピッチャーはランナーがいない場合はボールを受け取ってから15秒以内に投球動作に入らなければ違反となり、1ボールが加算されるようになりました。

大リーグ機構は、レギュラーシーズンが終了した翌日の2日、今シーズンの平均試合時間の2時間39分49秒だったと発表しました。

これは、昨シーズンの3時間3分と比べ24分短いということです。

このほかのルール改正の効果としては、ベースの拡大やピッチャーのけん制の回数制限によって盗塁数が昨シーズンの2486個から今シーズンは3503個となり、およそ1.4倍に増えたということです。

また、レギュラーシーズンの観客動員数は、昨シーズンに比べて9.6%増加して7074万人余りとなり、2017年以来、6年ぶりに7000万人を突破したということです。

大リーグ機構は観客動員数の増加について、今シーズンから導入されたルール改正により野球のエンターテインメント性が向上したことを理由にあげたほか、リーグが違うチームどうしが対戦する交流戦を年間20試合から46試合に増やしたことで、多くの球場でファンが人気の球団や選手のプレーを見る機会が増えた効果が大きいなどとしています。