楽天モバイル プラチナバンドの新たな割り当てに申請

プラチナバンドと呼ばれる携帯電話がつながりやすい電波の帯域の新たな割り当てに、楽天モバイルが申請しました。携帯電話事業の赤字が続く中、契約者の拡大につなげたい考えです。

プラチナバンドは、屋内や地下でも届きやすい携帯電話の周波数帯で、総務省は、これまで地上デジタル放送などへの電波の干渉を防ぐ目的で利用していなかった帯域を新たに割り当てることになり、希望する事業者からの申請を先月29日まで受け付けていました。

これについて鈴木総務大臣は3日の閣議のあとの会見で、楽天モバイルが申請したことを明らかにし「申請については今後、審査基準に基づいて、エリア展開や設備の安全性と信頼性、財務などの確保について公正かつ適切に審査を行っていく」と述べました。

申請したのは1社だけで、総務省は、申請に伴って提出された基地局の整備計画や今後の資金調達の計画などの内容を審査し、割り当てるかどうかを決めることにしています。

会社は、携帯電話事業の赤字が続く中、ほかの携帯大手3社がすでに使用しているプラチナバンドを獲得することで通信の品質を改善し、契約者の拡大につなげたい考えです。