「住宅情報館」 神奈川の2店舗で街路樹に除草剤まいたと認める

不動産仲介などを手がける「住宅情報館」の川崎市と横浜市にある店舗前で街路樹が枯れているのが確認され、いずれも店側が除草剤をまいたと認めたことが市への取材で分かりました。会社は、原状回復を進めるとしています。

川崎市によりますと、去年11月、多摩区にある住宅情報館「生田店」の前の街路樹の生育状況が悪くなっているのが見つかり店側に確認したところ、除草剤をまいたと認めたということです。

樹木が芽吹くのかを見るため市がことし8月に改めて確認したところ、ユリノキ2本とオオムラサキツツジ22本が枯れていたということです。

また、横浜市によりますと、3年前、「港南台店」の前の街路樹のうちユリノキ3本などが枯れているのが確認され、市が倒木のおそれがあるとして伐採しました。

これについて会社は横浜市に対し、ことし8月「港南台店が除草剤をまいた」と連絡をしてきたということです。

川崎と横浜、いずれのケースについても会社が原状回復を進めるとしています。

会社によりますと、2店舗の当時の店長は「清掃の一環として街路樹の根元の雑草にも除草剤をまいてしまった。木まで枯れると思っていなかった」などと話しているということです。

住宅情報館は「会社としての責任を重く受け止め、関係者のみなさまにおわびします」とコメントしています。