先月28日、二本松市の観光施設「東北サファリパーク」で、ライオンの飼育を担当している50代の男性が屋内の飼育施設でライオンに襲われて死亡しました。
ライオンに襲われ飼育員死亡「東北サファリパーク」を捜索
先月、福島県二本松市の「東北サファリパーク」で飼育員がライオンに襲われ死亡した事故で、警察は、3日、業務上過失致死の疑いで施設を捜索しました。押収した書類などを分析し安全管理に問題がなかったか調べることにしています。
この事故で、警察は、3日、業務上過失致死の疑いで、およそ8時間にわたって東北サファリパークを捜索しました。
警察によりますと、飼育施設の監視カメラの映像や安全管理に関する書類などを押収したということです。
施設によりますとライオンの餌やりは飼育員が1人で行い、その際「おり」と通路を隔てる扉を飼育員が閉じて施錠することになっていましたが、当時は扉を開けたまま屋外にいるライオンを「おり」に入れていて、通路にいた男性がライオンに襲われたということです。
立ち入り調査を行った県によりますと、施設のマニュアルでは、ライオンを「おり」に収容する際は扉の鍵がかかっていることを指さし確認するよう定められていますが、対応が不十分だったとみられ、警察は押収した書類などを分析し施設の安全管理に問題がなかったか調べることにしています。