体操 世界選手権 女子予選 団体で日本8位 パリ五輪出場権獲得

ベルギーで開かれている体操の世界選手権は、女子の予選が行われ、日本は団体で8位に入って、来年のパリオリンピックの出場権を獲得しました。

ベルギーのアントワープで開かれている体操の世界選手権は、大会3日目の2日、女子の予選が行われました。

予選は、団体と個人総合、種目別の予選を兼ねていて、団体は4つの種目で各チーム4人が演技して、上位3人の得点の合計で争われました。

すでに出場権を獲得しているアメリカ、イギリス、カナダを除いた上位9位以内に入れば、来年のパリオリンピックの出場権を獲得します。

日本は、宮田笙子選手、深沢こころ選手、芦川うらら選手、そして、ともに初出場の岸里奈選手と畠田千愛選手の、5人で臨みました。

日本は2種目め、深沢選手が得意の段違い平行棒で難度の高い演技構成に臨んだものの、12.033と得点を伸ばせず、出遅れます。

続く平均台では、2021年の世界選手権でこの種目金メダルを獲得した芦川選手が、14.000の高得点をマークし、巻き返しました。

最後の4種目め、ゆかでは、16歳の岸選手が難度の高い技を決めるなど13.333の得点をあげ、日本は合計158.497で8位に入って、来年のパリオリンピックの出場権を獲得しました。

日本の女子団体は、5大会連続のオリンピック出場となります。

女子の団体決勝は4日、日本時間の5日に行われます。

また、個人総合では、岸選手と畠田選手が上位24人で争う決勝への進出を決めました。

このほか、種目別では宮田選手が跳馬で7位、芦川選手が平均台で8位に入り、それぞれ決勝に進みました。