プロ野球 広島 新井監督に来季も指揮任せる方針決める

プロ野球、広島は、今シーズン1年契約で就任して、チームを5年ぶりのクライマックスシリーズ進出に導いた、新井貴浩監督に、来シーズンも指揮を任せる方針を決めました。

広島は新井監督就任1年目の今シーズン、前評判は高くありませんでしたが、苦手としてきた交流戦を勝率5割で乗り切ると、7月に10連勝して2位に浮上して、74勝65敗4引き分けでレギュラーシーズンを終え、3位以内が決まっています。

新井監督は、大きな戦力補強がない中、課題だったリリーフ陣を過去4年で1勝だった島内颯太郎投手らで整え、打撃が売りで去年はサードでの出場が多かった坂倉将吾選手を、シーズンを通してほぼキャッチャーに固定して戦うなどして、昨シーズンの5位から順位を押し上げました。

球団幹部によりますと、新井監督とは、チーム作りに必要な5年を1つの区切りとした上で1年契約を結んでいますが、5年ぶりのクライマックスシリーズ進出に導いた手腕を評価して、来シーズンも引き続き指揮を任せる方針だということです。

球団は今後、正式に続投を要請することにしていて、新井監督も要請を受諾する見通しです。