ラグビーW杯 日本代表にエールを ファンも「ONE TEAM!」

サモアとの接戦を制して決勝トーナメント進出へ大きく前進した日本代表。試合前日、会場のフランス トゥールーズの町では集まったファンたちがユニークな方法で日本代表にエールを送っていました。
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(現地取材班:アナウンサー 法性亮太/カメラマン 北村拓也)

サモア戦の前日、試合会場のトゥールーズの街を日本代表のユニフォームを着て歩く人たちがいました。

名付けて「ONE TEAM大作戦」

歩いた道を線でつなぐと、地図上に「ONE TEAM」の文字ができるようにルートを設定して歩いているのです。

活動の中心はトゥールーズに住む松本大輔さん。自身も10年以上ラグビーに打ち込んできました。自分が住む街で行われるラグビーワールドカップ、何らかの形で日本にエールを送りたいと考えていました。

自宅にはリーチ マイケル選手のサイン入りユニフォーム

松本大輔さん
「1人で応援するのは声としては少し弱いので、みんなで盛り上げていくという雰囲気を作りたい。この取り組みで日本代表を盛り上げて勝ってもらいたい」

当日、松本さんの呼びかけに応じておよそ50人のファンが集まりました。

事前に考えたルートを外れないように地図を確認しながら5kmほどの道のりを歩きました。

「日本が勝てますように!」(フランス人女性)

途中で出会った人たちから、日本代表への応援メッセージをもらいます。集まったメッセージはSNSに投稿し、より多くの人に届けたいとしています。

歩いていると現地の人からエールを送られたりと、国籍や年齢を超えた交流が生まれていました。

約2時間かけて歩いたルートを線でつなぐと「ONE TEAM」が出来上がりました。

試合当日はスタジアムで観戦した松本さん。

今回の取り組みを通して、改めてラグビーというスポーツが持つ力を感じたといいます。

松本大輔さん
「(サモア戦に)本当に勝ててよかった。頑張ってONE TEAMの文字を書いたのでそのエールがうまく届いたのではないかと信じている。ラグビーは人と人とのつながりや絆を深められるよいスポーツだと思う」