名古屋鉄道 内定者が貸し切り車両で路線の理解深めるイベント

名古屋鉄道は、内定式を終えた内定者たちに列車の貸し切り車両に乗ってもらい、今後、インバウンドで利用の増加が見込まれる空港行きの路線について、理解を深めてもらうイベントを開きました。

名鉄が2日、内定式のあとに企画したのは、名古屋駅と中部国際空港駅を結ぶ特別車「ミュースカイ」の車両を貸し切って実際に乗車してもらう催しです。

会社では、新型コロナの行動制限が緩和されたことから、こうした対面でのイベントを企画したということです。

2日は、内定式を終えた90人余りが名古屋駅からあわせて3両の貸し切り車両に乗車し、到着までのおよそ30分間、今後、インバウンドの回復で利用の増加が見込まれる路線についてのクイズなどを楽しんでいました。

内定者の大学4年生は「地域に根ざした鉄道の重要性を感じ、これからどんどん盛り上げていきたいと思いました。空港と直結する電車なので、外国人観光客の方々にもより快適に過ごしてもらえたらと思います」と話していました。

名古屋鉄道人事部の星野有里さんは「今後、インバウンドの増加が見込まれる中、海外の方が乗車する際の景色などを肌で感じてもらい、学生が自分たちで事業を拡大していくんだという思いを持ってほしいです」と話していました。