大阪 泉大津 歩道崩れ2人排水路に転落 けが 緊急点検へ

1日、大阪 泉大津市で歩道が崩れ、歩いていた2人が下を流れる排水路に転落し、けがをしました。現場は、40年前に水路の上にコンクリートを敷いた生活道路で、市は同じ形状の道路について緊急の点検を行うことにしています。

1日午後1時半ごろ、大阪 泉大津市西港町で、市が管理する歩道の一部が崩れ、歩いていた女性2人が2メートル下の排水路に転落しました。

市や消防によりますと、2人はけがをして病院に搬送され、1人は足の骨を折った疑いがあり、もう1人は軽傷だということです。

また、近くにいて助けようとした男性2人も水路に転落しました。

現場は、縦1メートル、横2メートル余り、厚さ10センチの板状のコンクリートを排水路の上に敷き詰めた生活道路で、このうち3枚分のコンクリートが突然崩れたということです。

当時は、今週末に予定されているだんじり祭りの「試験曳き」が行われていて、転落した女性2人はだんじりを見ようと現場を通っていたということです。

近所に住む70代の男性は「私もよく通る道なので驚きました。これを機に市には安全対策を徹底してもらいたいです」と話していました。

市によりますと、崩れたコンクリートはおよそ40年前に設置され、これまで点検などは行われていなかったということです。

泉大津市は今後、市内にある同じ形状の道路およそ20か所を通行止めにして、緊急の点検を実施することにしています。

泉大津市長「けがをされた方に心よりおわび」

今回の事故について泉大津市の南出賢一市長は「けがをされた方に心よりおわび申し上げます。こうした事故が二度と起きないよう早急に総点検を実施して参ります」とコメントしています。