「スマイルアップ」一時SNSトレンドに ジャニーズ社名変更で

ジャニー喜多川氏による性加害の問題で、ジャニーズ事務所は、現在の社名を、事務所の社会貢献のプロジェクトに由来する「SMILE‐UP.」に変更することを明らかにしました。この会社で被害者への補償を担っていくということです。

これは1日に開かれたジャニーズ事務所の会見で発表されたものです。

会見に臨んだ社長の東山紀之氏は「前回の会見は、ジャニーズ事務所の名前を残すと言ったが、それこそが、内向き体制といわれて、当然のことと思いました。反省とともに、再出発とはどういうものか、井ノ原とも真剣に討論を行いました。事務所、社名を変更いたします。タレントマネジメントおよび育成の業務からは完全に撤退します」と述べました。

「スマイルアップ」がSNSのトレンドに

現在のジャニーズ事務所の名称が「SMILE-UP.」に変更されることが発表されると、SNSではすぐに「スマイルアップ」がトレンドにあがりました。

旧ツイッターのXでは「省略すると、解散したアイドルグループのSMAPになる」とか、「食品メーカーの商品名と同じだ」などといった投稿が相次ぎました。

このほか、名前が事務所が2018年に立ち上げた社会貢献のプロジェクトに由来していることに関する投稿も多く「応援や支援で使っていた名前と一緒なのはいやだ」といった投稿もありました。

一方、新会社の名称を公募することが発表されると、「スマイルアップは仮の名前?」「新会社がスマイルアップじゃないの?」「結局、スマイルアップはなんなの?」と混乱している様子の投稿も多く見られました。

また東山氏が「すべてジャニーズと名が付くものはなくなります」と述べると、事務所に所属するグループ名に関しての投稿が相次ぎ「関ジャニ∞」などのファンと見られる人たちが「どんな名前になるのか」や「寂しい」「悲しい」などと投稿していました。

食品メーカーの商品名と同じで…

また、SNSでは「食品メーカーの商品名と同じだ」という投稿が相次ぎました。これを受けて食品メーカーが旧ツイッターのXで反応しました。

都内の食品メーカーは9月、「スマイルUP!」というブランド名でロースハムやベーコンを発売していますが、ジャニーズ事務所が変更すると発表した社名が同じ読み方でした。

会見で名称が発表されると「商品名と一緒だ」「メーカーは困惑しているだろう」などといった反応が広がりました。

プリマハム総務・広報部は「他社のことですのでコメントする立場にありません」と話していますが、会見終了とほぼ同じ時刻に公式Xで会社のキャラクターが驚く画像とともに「#スマイルアップ」「#スマイルUP」といった文言を投稿しました。