処理水放出 風評被害 賠償受け付け開始 宮城 石巻には相談窓口

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出を受けて、風評被害を受けた事業者への、東京電力による賠償の受け付けが2日から始まり、宮城県石巻市には、新たな相談窓口が設けられました。

福島第一原発にたまる処理水の海への放出に関連して東京電力は、風評被害が発生した場合には期間や地域、業種を限定せず、賠償を行うとしています。

2日から、賠償の受け付けが電話と相談窓口を通じて始まり、宮城県石巻市には新たな相談窓口が設けられました。

この相談窓口は事前予約制で東京電力の担当者が賠償の受け付けのほか、売れなくなった商品の販路の開拓など個別の相談に応じるということです。

東京電力では事業者から請求があった場合には、来月20日以降、賠償手続きに必要な書類を送ることにしています。

東京電力ホールディングス仙台事務所の太田忠副所長は「事業者の方の困りごとを聞かせてもらい、一緒になって考えて支援したい」と話していました。

電話での賠償の受け付けは、0120-429-250で
▽月曜から金曜は午前9時から午後7時まで
▽土日と祝日は午前9時から午後5時まで相談に応じるということです。