ラグビーW杯 オーストラリアが勝ち 決勝Tへ望みつなぐ

ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグ、プールCのオーストラリア対ポルトガルはオーストラリアが34対14で勝ってボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得しました。

オーストラリアは2勝2敗、勝ち点11とし、自力での1次リーグ突破の可能性はないものの、同じプールCのフィジーの第4戦の結果次第での決勝トーナメント進出に望みをつなぎました。

オーストラリア 望みつなぐ勝利

世界ランキング10位のオーストラリアはプールCでウェールズとフィジーに敗れて1勝2敗となり、自力での1次リーグ突破の可能性はなくなっています。

1日はサンテティエンヌで世界ランキング16位で、ここまで1敗1引き分けのポルトガルと対戦しました。

オーストラリアは前半4分にペナルティーゴールで3点を先制しましたが、そのあと自陣で攻め込まれる時間が続き、12分にポルトガルのペドロ・ベタンクール選手にトライを奪われ逆転されました。

それでもポルトガルの選手1人が危険なプレーで10分間の退場となった間に、ロックのリチャード・アーノルド選手のトライで再びリードを奪い返しました。

オーストラリアは前半、さらに2つのトライを決めて24対7で試合を折り返しました。

後半は7分にトライを奪ったあと、攻めるポルトガルを相手に立て続けに選手2人が反則で10分間の退場となるなど苦しい試合展開となりましたがポルトガルの反撃をトライ1つにおさえました。

豪州代表 マリカ・コロインベテ選手がトライ

そして34分にウイングのマリカ・コロインベテ選手がトライを奪って突き放しオーストラリアが34対14で勝って、トライ数で与えられるボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得しました。

勝利したオーストラリア代表

オーストラリアは2勝2敗、勝ち点11とし、自力での1次リーグ突破の可能性はないものの、同じプールCでここまで2勝1敗、勝ち点を10としているフィジーの第4戦の結果次第での決勝トーナメント進出に望みをつなぎました。

フィジーの第4戦、ポルトガルとの試合は日本時間の9日に行われます。

ポルトガルは前半、一度リードを奪い、後半はトライこそ1つにとどまりましたが、最後まで激しい攻撃でオーストラリアを苦しめました。

エディー・ジョーンズHC「選手たちは頑張ってくれた」

決勝トーナメント進出に望みをつないだオーストラリアのエディー・ジョーンズヘッドコーチは試合後「今週の私たちの目標は生き残ることだった。選手たちは本当に頑張ってくれました」と話しました。そして決勝トーナメント進出に備えて「3日間休み、3日間練習する計画です。ポルトガルが今夜のような気迫あふれるプレーをすれば次の試合もどうなるかわからない」と話していました。

◆プールC 決勝トーナメント進出の行方は?◆

勝ち点「11」で1次リーグを終えたオーストラリアが決勝トーナメントに進む条件は、日本時間の9日に行われるフィジーとポルトガルの試合でポルトガルが勝ち点「10」のフィジーに勝ち点を与えずに勝つこと。つまりフィジーが勝ち点なしで敗れることです。