スロバキア 第1党の野党党首“ウクライナより大きな課題ある”

ヨーロッパ中部のスロバキアの議会選挙で、ウクライナへの軍事支援の停止などを訴え、第1党となった野党の党首が記者会見し「ウクライナへの対応より大きな課題がある」と述べるとともに、軍事支援を停止する立場に変わりはないと強調しました。

ウクライナの隣国スロバキアでは先月30日、議会選挙が行われ、ウクライナへの軍事支援の停止とロシアへの制裁に反対するフィツォ元首相率いる左派の野党「方向・社会民主主義」が得票率で1位となりました。

ただ、単独で過半数は確保できていません。

投票から一夜明けた1日、フィツォ氏は首都ブラチスラバで記者会見を開き、およそ2週間かけて各党と交渉し連立政権の枠組みについて結論を示すという見通しを示しました。

また、焦点となっているウクライナへの対応について「スロバキアにとってはより大きな課題がある」と述べ、物価の高騰などへの対応を優先させる姿勢を示しました。

そして、軍事侵攻を終わらせるためには和平協議が必要だと主張し、ウクライナへの軍事支援を停止する立場に変わりはないことを強調しました。

フィツォ氏が政権を握った場合、侵攻を続けるロシアと対じするヨーロッパの結束にも影響が出かねないとして、連立政権の発足に向けた今後の協議の行方が注目されています。