巨人 松田宣浩が引退セレモニー 18年間の現役生活に別れ

プロ野球、巨人で今シーズンかぎりで現役を引退する松田宣浩選手の引退セレモニーが東京ドームで行われ「18年間でたくさんの方に出会い支えられてここまでプレーできた」と感謝の気持ちを伝えました。

ソフトバンクで7回の日本一に貢献し、今シーズンは巨人でプレーするプロ18年目、40歳の松田選手は1日、東京ドームで行われたヤクルトとの試合に6番・サードで先発出場しました。

松田選手は2打数ノーヒットで6回に交代し、試合は巨人が1対0で勝って試合後に引退セレモニーが行われました。

セレモニーでは、センター後方のスクリーンにソフトバンク時代のチームメイトだった小久保裕紀2軍監督や当時の監督だった工藤公康さんや秋山幸二さんなどのメッセージが映し出されました。

また、王貞治球団会長のメッセージも寄せられ「常に元気でチームの先頭に立って戦う集団を引っ張ってくれた。羨ましいプロ野球人生だったと思うしこれからは後輩たちの力になってほしい」などとねぎらいのことばを届けました。

その後のスピーチで松田選手は「入団したときに立てた『とにかく40歳までプレーする』という目標を達成できた。18年間でたくさんの方に出会い支えられてここまでプレーできた」と感謝の気持ちを伝えました。

続けて「巨人に入って東京ドームでホームランを打って『熱男』のパフォーマンスをすることが夢だったがかなえられなかった。なのでこの場で皆さんとやりたい」と話し、松田選手の音頭でスタンドのファンと共に大きな声で「熱男」と叫んで盛り上げていました。

そして原辰徳監督などから花束を受け取った後、涙をこらえながら場内を1周してファンの声援に応え、18年間の現役生活に別れを告げました。