北海道 北見市の公園に落雷 5人がけが 高校行事で保護者ら待機

1日午後、北海道北見市内の公園に雷が落ち、消防によりますと、5人がけがをして病院に搬送されました。いずれも軽傷だということです。

1日午後3時40分ごろ、北見市とん田東町にある「常盤公園」に雷が落ちました。消防によりますと、この落雷で、公園にいた40代から50代のあわせて5人がけがをして市内の病院に搬送されましたが、いずれも軽傷だということです。

現場の公園は1日に実施されていた北見北斗高校の伝統行事で、生徒たちが長距離を走る「強行遠足」のゴールになっていて、高校によりますと、当時は教師や保護者などが待機していたということです。

行事では全日制と定時制の生徒あわせておよそ640人が、最長で71キロのコースを走っていましたが、午後3時すぎに強い雨が降り出したことから生徒たちを途中の休憩ポイントで休ませ、雷が鳴り始めたことを受けて行事を中止したということで、生徒にけが人はいませんでした。

気象台によりますと、1日の北海道は寒冷前線が通過した影響で大気の状態が非常に不安定だったということで、警察は当時の詳しい状況を調べています。

高校の副校長「急激な雨 まず生徒たちを避難」

北見北斗高校の中西正志副校長は、「急激な雨だったので、まず生徒たちを給水ポイントに避難させた。『雷は木に落ちるので離れてください』という注意喚起をしていた中で起きた事故で、非常に残念です」と話していました。