ブルージェイズ 菊池雄星が11勝目 プレーオフへ貴重な勝ち星

大リーグ、ブルージェイズの菊池雄星投手は29日、本拠地のトロントで行われたレイズ戦に先発し、3失点でしたが打線の援護もあって11勝目を挙げ、プレーオフ進出に向けてチームに貴重な勝ち星をもたらしました。

菊池投手は前回の登板で大リーグ5年目で自身初となる規定投球回に到達するなど開幕から先発ローテーションを守っています。

この試合は3回までいずれも先頭バッターの出塁を許しましたが、2つのダブルプレーで切り抜けるなど得点を与えませんでした。

続く4回と5回は得意のスライダーで2つの三振を奪うなどそれぞれの回を3人で抑えました。

チームは2回から毎回得点を重ね5回までに8対0とリードし、菊池投手は6回もマウンドに上がりましたがツーランホームランとツーベースを打たれ、ノーアウト二塁となったところで交代しました。

菊池投手は6回途中、76球を投げて打たれたヒットは5本、フォアボール2つ、奪った三振は4つ、3失点で、勝ち投手となり通算成績は11勝6敗、防御率は3.86になりました。

試合はブルージェイズが11対4で勝って、プレーオフに進出できるアメリカンリーグのワイルドカード2位をキープしています。

藤浪晋太郎 9回に登板し1失点

オリオールズの藤浪晋太郎投手は本拠地のボルティモアで行われたレッドソックス戦で2点をリードされた9回に3人目で登板し、1失点でした。

オリオールズは前日の試合でアメリカンリーグ東部地区で9年ぶりの地区優勝を決めました。

藤浪投手は、0対2とリードされた9回に3人目でマウンドに上がり、フォアボールと盗塁などでランナーを三塁に置き、ピッチャーゴロがフィルダースチョイスとなって1点を失いました。

このあと、ツーベースを打たれノーアウト二塁三塁とピンチが続きましたが、後続を抑えて追加点は与えませんでした。

オリオールズは0対3で敗れました。