米東部で大雨 救助要請相次ぐ NY中心部では地下鉄も運休に

アメリカ東部では大雨となり、ニューヨーク中心部のマンハッタンでも地下鉄の構内に水がたまって多くの路線で運休するなど、影響が広がっています。ニューヨーク州などは、非常事態宣言を出して警戒するよう呼びかけています。

アメリカ東部ニューヨーク州やその周辺では29日午前、広い範囲で大雨となり、一部では、1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降りました。

このうち、ニューヨーク中心部のマンハッタンでは、地下鉄の構内に水がたまって多くの路線で運休となりました。

また、各地で道路が冠水して車が動けなくなり、運転していた人が車を置いて避難していました。

さらに、ジョン・F・ケネディ国際空港などでは、多くの便が欠航になるなど、影響が広がっています。

ニューヨーク市の消防によりますと、家が浸水したり、車が水没したりしたとして救助要請が相次いでいるということです。

ニューヨーク州やニュージャージー州は非常事態宣言を出しました。

ニューヨーク州のホークル知事は29日、州の一部では1955年以来の記録的な雨量になるおそれがあると指摘し、不要不急の外出を控えるなど警戒するよう呼びかけました。