「吉田屋」弁当で体調不良 新たに12人が食中毒と確認 計497人

青森県八戸市の駅弁メーカー、「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で新たに12人が食中毒と確認されこれまでに食中毒と確認された人は29の都道府県で合わせて497人となりました。

青森県八戸市の駅弁メーカー、「吉田屋」の弁当を食べた人が食中毒と確認された問題で、29日に八戸市保健所は全国で新たに12人が食中毒と確認されたと発表しました。

12人の中には、長野県で初めて食中毒と確認された1人が含まれています。

一方で保健所は、28日に発表した、27日時点で食中毒患者が確認された都道府県として挙げていた埼玉、東京、福岡、熊本についてそれぞれ1人ずつ、合わせて4人を誤って重複して数えていたとして訂正しました。

その結果、27日までに食中毒と確認された人は、29の都道府県で合わせて497人となりました。

新たに確認された12人の中に重症者はいないということです。

保健所は、食中毒と確認された人が食べた弁当についても1種類増え、合わせて21種類になったと明らかにしました。

また、吉田屋の弁当については、これまで、ごはんの一部が県外の委託業者から納入されていたことがわかっていますが、29日、新たにおかずの一部についても、県外の業者から受け入れていたことが保健所への取材でわかりました。

このため保健所は弁当のおかずについて、ほかにも県外の業者が納入したものがないか、詳しく調べることにしています。

28日現在で食中毒患者が確認された都道府県

今回の弁当が原因の食中毒の患者は
▽北海道で11人
▽青森県で6人
▽岩手県で3人
▽宮城県で35人
▽山形県で4人
▽福島県で51人
▽茨城県で8人
▽群馬県で1人
▽埼玉県で53人
▽千葉県で15人
▽東京都で46人
▽神奈川県で14人
▽長野県で1人
▽静岡県で116人
▽愛知県で2人
▽三重県で1人
▽大阪府で1人
▽兵庫県で5人
▽島根県で13人
▽岡山県で2人
▽広島県で42人
▽山口県で10人
▽徳島県で2人
▽香川県で1人
▽福岡県で31人
▽佐賀県で9人
▽長崎県で1人
▽熊本県で10人
▽大分県で3人
合わせて497人となりました。