日本学術会議 会員改選 推薦候補全員の105人を任命へ

日本学術会議の会員の改選で、政府は学術会議が推薦した次の会員候補105人を任命する方針です。3年前の改選では一部の候補が認められませんでしたが、今回は推薦された全員が任命されることになります。

日本学術会議の会員は3年ごとに半数が改選される仕組みで、学術会議は今月末に任期を終える会員に代わる次の推薦候補105人の名簿を政府に提出していました。

関係者によりますと、これを受けて政府は学識経験や国民生活への貢献などの観点から検討を進めた結果、適切な人選だとして、推薦された会員候補105人を任命する方針です。

前回・3年前の菅政権当時に行われた改選では、会員候補のうち6人が認められませんでしたが、今回は推薦候補全員が任命されることになります。

政府は手続きを終えしだい、学術会議側に伝えることにしています。

一方、3年前に任命されなかった6人は、学術会議が今回、政府に提出した名簿には含まれていないということです。

学術会議側は3年前の手続きは終わっていないなどとして、当時の候補として6人の任命などは引き続き求めていく方針です。