大相撲 式守伊之助が木村庄之助襲名へ 約9年ぶりに行司最高位

大相撲の立行司、第41代式守伊之助が来年の初場所から行司の最高位、第38代木村庄之助を襲名することになりました。空位となっていた木村庄之助が襲名されるのはおよそ9年ぶりです。

行司の最高位、木村庄之助は前の第37代が平成27年の春場所で定年退職し、その後は9年近く、およそ50場所にわたって襲名する行司がいませんでした。

28日に開かれた日本相撲協会の理事会では第41代式守伊之助が来年の初場所から第38代木村庄之助を襲名することが決まりました。

第41代式守伊之助は高田川部屋の所属で島根県出雲市出身の64歳。

平成31年の初場所から現在の第41代の式守伊之助を務めてきました。

その責任の重さから、短刀を常に腰に差し、軍配差し違えがあれば即座に切腹するという覚悟を示しています。

これまでに伊之助として通算11回差し違えていて、秋場所で差し違えとなった際には八角理事長に進退伺を申し出て慰留されていました。

来年9月には65歳で定年を迎えるため、庄之助としての任期は9か月ほどとなります。