国内自動車メーカーの8月の販売台数 中国での減少目立つ

国内の主な自動車メーカーの8月の販売台数は、中国での減少が目立ち、EV=電気自動車の急速な普及に日系メーカーがどのように戦略を立てるかが課題となっています。

主な自動車メーカー各社が発表した、8月の国内外全体での販売台数は、トヨタ自動車が8月として過去最高となるなど、8社中7社で去年の同じ月を上回りました。

これは半導体の供給不足が和らぎ、アメリカやヨーロッパなどで販売が好調だったことが主な要因です。

一方、8月の中国での販売台数は減少が目立っています。

▽トヨタ自動車は17万5824台で去年の同じ月から6.6%、
▽ホンダが10万2257台で25.1%、それぞれ減少しました。
また、
▽日産自動車が28.9%、
▽SUBARUが72.3%、それぞれ減少し、
▽中国での生産を停止している三菱自動車工業は87.7%の減少となりました。
一方、
▽マツダは新型車の投入の効果で1.5%増えました。

中国ではEVの普及が急速に進み、ガソリン車とハイブリッド車を主力としてきた日系メーカーは苦戦を強いられていて、今後どのように戦略を立てるかが課題となっています。