横浜市の横浜国立大学のキャンパスでNPOが運営しているラグビー教室では、前回2019年に日本で開かれたワールドカップをきっかけに、ラグビーをしたいという子どもが増え、キャンセル待ちも起きています。
27日は、小学1年生から中学3年生までおよそ40人が練習していましたが、憧れの日本代表の勝利に期待を寄せていました。
ラグビーW杯 29日午前4時～サモア戦 日本の勝利期待する声
ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグに臨んでいる日本代表は、日本時間の29日午前4時からサモアと対戦します。
ラグビーをしている子どもたちの間でも、大一番のサモア戦に向けて熱が高まっています。
ラグビー教室 子どもたちのキャンセル待ちも
中学3年生「日本は強くなっているので勝てると思う」
中学3年生の男子生徒は「苦しい戦いになるかもしれませんが、日本はどんどん強くなっているので勝てると思います」と話していました。
小学6年生「サモアのディフェンスを崩してほしい」
フランスで日本対イングランドの試合を観戦したという小学6年生の男子児童は「世界の舞台は選手たちの気合いと迫力がすごかったです。スピーディな攻撃でサモアのディフェンスを崩してほしいです」と話していました。
コーチ「子どもがわくわくするプレーを見せてほしい」
ワイナスラグビーアカデミーの狩野太志コーチは「日本代表には、子どもたちがわくわくするようなプレーを見せて、憧れの存在になってほしい」と話していました。
都内のオフィシャルストア ファンが応援グッズ買い求める
都内にある日本代表のオフィシャルストアでは、多くのファンが応援グッズを買い求めています。
東京・千代田区の書店「丸善丸の内本店」には今月5日からラグビー日本代表のオフィシャルストアが設置され、およそ700種類の公式グッズを取り扱っています。
27日の夕方も大勢のファンが店を訪れ、日本代表のレプリカのユニフォームや、選手の名前が入ったタオルなどの応援グッズを次々と買い求めていました。
店によりますと、キャプテンの姫野和樹選手やベテランのリーチマイケル選手の関連商品などが特に人気で、入荷してもすぐに売り切れてしまうということです。
日本代表 今回の大会も期待しています
会社帰りに訪れたという50代の女性は「本を買いに来たらラグビーコーナーがあり、ワールドカップも見ているので立ち寄りました。前回の大会の結果がよかったので、今回も期待しています」と話していました。
アルゼンチン戦をフランスまで観戦に行きます
1次リーグ最終戦のアルゼンチン戦をフランスまで観戦に行く予定だという50代の女性は「前大会の2019年からラグビーにはまっています。スクラムが格好よく、選手がぶつかり合うときの音がたまりません。サモア戦ではとにかく点をいっぱい取って勝ち点を挙げてほしいです」と話していました。
オフィシャルストア担当者「優勝目指してがんばって」
ラグビーのオフィシャルストアを担当する丸善丸の内本店の中嶋靖さんは「ラグビーというと男性のイメージが強かったですが、若い女性や子ども連れなどの購入客もとても多くなっていて、国民的スポーツになっていると感じています。予選リーグを突破してもらい、ベスト4以上、できれば優勝を目指してがんばってほしい」と話していました。
試合が行われるトゥールーズでは
サモア戦を前に、試合が行われるトゥールーズでは好ゲームを期待する声が聞かれました。
このうち、オーストラリアから訪れた男性は「日本対サモアの試合をスタジアムに観戦しにいく予定です。日本のラグビーはすごく進歩しているし、いいプレーヤーがたくさんいる。サモアもここ数年強くなっているが、日本の方が強いと思う」と話していました。
地元、トゥールーズの男性は「すばらしい試合になると思う。日本は驚きをもたらしてくれるチームで、何かやってくれる期待感がある」と話していました。
フランスに住む17歳の男性は「サモアも強いが日本はもっと強い。いい試合になると思うが日本が勝つと思う。日本がプールDを勝ち抜くと思っている」と語っていました。
