クマに襲われ70代男性けが クマは逃走 注意を 新潟 新発田

28日朝、新潟県新発田市で70代の男性が自宅から数十メートル離れた場所でクマに襲われ、両腕をひっかかれるなどしてけがをしました。警察は付近を見回るとともに周辺の住民に注意を呼びかけています。

28日午前6時すぎ、新発田市丑首で、「クマに襲われた」と消防に通報がありました。

警察によりますと、70代の男性が自宅から数十メートル離れた場所にあるほこらに訪れたところ、体長1メートルほどのクマに襲われ、両腕をひっかかれたほか、左ももをかまれたということです。

男性は自力で自宅に戻り病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

クマは男性を襲ったあと逃げているということで、警察は付近をパトロールするとともに、周辺の住民に注意を呼びかけています。

現場はJR新発田駅から南東におよそ4キロ離れた住宅が点在する地域です。

新潟県内では、9月に入りクマに襲われて3人がけがをするなど被害が相次いでいて、県は「クマ出没警戒警報」を出し
▽山に入る際は複数で行動するとともに鈴やラジオなどを携帯するほか
▽クマを寄せつけないように農作物や生ゴミを屋外に放置しないよう呼びかけています。

現場近くの住民「以前もクマが出ていて怖い」

男性を襲ったとみられるクマの足跡が現場近くの畑で見つかりました。

畑を所有する近所の70代の男性は「自分の畑にも足跡があって、びっくりしました。猟友会の人から聞くと、子グマではないみたいです。この辺りには以前もクマが出ていて怖いです」と話していました。