秋田犬など描いた「田んぼアート」の水田で稲刈り 秋田 北秋田

秋田県北秋田市の秋田内陸線沿いにある「田んぼアート」の水田で、稲刈りが行われました。

北秋田市の鷹巣駅と仙北市の角館駅を結ぶ秋田内陸線沿線の水田では、車窓からの眺めを楽しんでもらおうと、毎年、地元の農家と協力して色違いの稲を植えて巨大な絵を浮かび上がらせる田んぼアートを制作しています。

収穫の時期を迎え、27日に北秋田市の縄文小ヶ田駅近くの「田んぼアート」の水田では、地元の人や小学生などおよそ50人が参加し、駅の近くにある世界遺産の伊勢堂岱遺跡のマスコットキャラクター「いせどうくん」や、秋田犬などを描いた稲を手作業で刈り取っていきました。

27日は青空が広がる秋晴れとなりましたが、田んぼは26日の雨でかなりぬかるんでいて、子どもたちは泥に足をとられながらも鎌を使って懸命に稲を刈り取っていました。

参加した5年生の児童は「稲の束をまとめてきれいに刈り取れると気持ちがよく、楽しかったです」と話していました。

収穫された米は地元の子どもたちに試食してもらうほか、内陸線のイベントなどで利用客にも食べてもらうということです。