ソフトバンク スマホ決済サービスと連動の新料金プラン発表

携帯大手各社の間では、ポイント還元などを通じて自社のさまざまなサービスの利用を促す“ポイント経済圏”への囲い込み競争が激しさを増しています。ソフトバンクは、スマートフォンの決済サービスと連動した携帯電話の新たな料金プランを発表しました。

ソフトバンクは来月3日に携帯電話の新たな料金プランを追加し、契約者がグループのスマホ決済「PayPay」をコンビニエンスストアなど対象となる店舗で利用した場合、ポイント還元率を引き上げる仕組みを導入します。

ポイント還元の引き上げ幅は、データ容量の大きさに応じて最大で5%とし、グループのスマホ決済の利用者に自社の携帯電話の契約を促すねらいがあります。

寺尾洋幸専務執行役員は27日開いた会見で「ポイントをキーにしてグループの別サービスに誘導できるのは非常に大きい。経済圏の取り組みを強化したい」と述べました。

携帯大手各社では、NTTドコモやKDDI、それに楽天モバイルもグループのクレジットカードの利用でポイントの還元率を上げるなどのサービスを強化していて、自社のさまざまなサービスの利用を促す“ポイント経済圏”への囲い込み競争が激しさを増しています。