「翔んで埼玉」漫画家 魔夜峰央さんの原画など企画展 さいたま

埼玉県の自虐ネタで話題となった「翔んで埼玉」などの作品で知られる、漫画家、魔夜峰央さんの原画などを紹介する企画展が、さいたま市で開かれています。

さいたま市北区のさいたま市立漫画会館で開かれている展示会は、「パタリロ!」や「翔んで埼玉」などのギャグ漫画で知られる魔夜峰央さんが、ことし漫画家デビュー50年を迎えたことから企画され、原画や関連資料などおよそ100点が展示されています。

埼玉県の自虐ネタで話題となり、映画化もされた「翔んで埼玉」のコーナーでは、原作の単行本ではモノクロで掲載されたものが色鮮やかなカラー原画で紹介されています。

また、代表作「パタリロ!」の登場人物の原画なども展示されています。

魔夜さんの作品の背景にはたびたびバラが描かれることから、会場はバラの香りにつつまれていて、訪れた人たちは魔夜さんの世界観を堪能していました。

夫と一緒に訪れたさいたま市の60代の女性は、「魔夜さんのことは『翔んで埼玉』で知りました。なかなか原画は見られないので、おもしろいです」と話していました。

さいたま市立漫画会館の石田留美子学芸員は「魔夜さんは埼玉の皆さんに愛されています。手書きでこれほど美しい原画はなかなかないと思うので、ぜひ見てもらいたい」と話していました。

この企画展は11月26日まで開かれています。