おもちゃ店で強盗傷害 “ガンプラ”など奪われる 栃木 宇都宮

26日未明、宇都宮市のおもちゃ店で店長が顔などを殴られ、人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルなどの商品が奪われました。店の防犯カメラの映像には4人組が写っていて警察は強盗傷害事件として行方を捜査しています。

26日午前3時ごろ、宇都宮市のおもちゃ店で警報装置が作動し、近くに住む55歳の店長が駆けつけたところ、店の近くの駐車場に止まっていた車の中に店の商品が積まれているのを見つけたということです。

店長が車に乗り込もうとしていた男に声をかけようとしたところ突然、顔などを殴られ、車はそのまま走り去ったということです。

店長は顔などに軽いけがをしました。

警察が調べたところ店からは商品がなくなっていて、店長によりますと奪われたのは人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルなどで、被害額は少なくとも30万円分に上るということです。

店の防犯カメラの映像には4人組が写っていて、警察は強盗傷害事件として行方を捜査しています。

被害にあった店長 当時の状況を詳しく証言

被害にあったおもちゃ店の55歳の店長が取材に応じ、当時の状況について詳しく証言しました。

26日午前3時ごろ、店長が店の近くにある自宅で寝ていたところ、店の警報装置が作動したことを知らせる通知がスマートウォッチに送られてきたということです。

すぐに駆けつけたところ、店の近くの駐車場にライトをつけた白色の乗用車が止まっているのを見つけました。

車の中には3人が乗っていて、もう1人が車に乗り込もうとしていたということです。

店長は「最後の1人がまさに車に乗り込もうとしていたのでドアをつかんで車内を確認しました。自分の店の商品があったので、犯人だと確信しました。その瞬間に殴りかかられ、そのあとは4人がかりで暴行されてやられる一方でした」と当時の状況について語りました。

店からは人気アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデルなどが奪われ、中には1つ数万円する商品もあり、被害額は少なくとも30万円分に上るということです。

事件について店長は「商品を何の対価もなくとられてしまうのは悔しいし怒りがあります」と話していました。

商品を運び出す様子が防犯カメラに

店の中に設置された防犯カメラの映像には4人組が店の商品を運び出す様子が写っていました。

撮影されたのは26日午前3時ごろ、画面の上、ガラスのドアの向こう側に人影があらわれ、懐中電灯で店内を照らす様子が確認できます。

しばらくすると、画面の下から別の人物があらわれてドアに近づきます。店の脇にある別のドアから侵入したとみられ、鍵をあけるような動きを見せます。

やがてドアは開き、3人の人物が店内に入ってきました。

4人組は店内を歩き回って物色したあと、棚の上から大きな箱をおろして次々と外に運び出していきます。

店の外を写した別の防犯カメラの映像には、4人組が箱を抱えて持ち去る様子も記録されていました。

4人組が侵入してから店を出るまでの時間はわずか5分程度でした。