高校のマラソン大会でホタテふるまわれる 水産物支援で 北海道

中国が日本産の水産物の輸入を停止する中、地元の特産物の支援につなげようと、北海道北見市の高校で、マラソン大会にあわせてホタテがふるまわれました。

北見市常呂町にある常呂高校で27日、マラソン大会が行われ、1年生から3年生の20人余りの生徒が参加し、町内をめぐる18キロのコースを走りました。

ゴール地点では、炭火で焼かれた地元特産のホタテがふるまわれ、完走した生徒たちが先生や保護者と一緒に味わいました。

この取り組みは、中国が日本産の水産物の輸入を停止したことを受けて、北海道内でも影響が広がる中、地元の特産物の支援につなげようと、学校とPTAが企画し、150枚のホタテが用意されました。

また、会場では常呂産の小豆を使ったおしるこも提供され、生徒たちは地元の食材を楽しみながら、疲れた体を癒していました。

ホタテを食べた3年生の生徒は「走った後で塩分が欲しかったので、とてもおいしかった」と話していました。

企画した常呂高校の松山進太郎教諭は「子どもたちに地元のホタテのすばらしさを再認識してもらいたい」と話していました。