“エスカレーターは左右立ち止まって” 知事らが呼びかけ 埼玉

エスカレーターに立ち止まって乗ることを求める、埼玉県の条例が施行されてまもなく2年になるのを前に27日朝、埼玉県の大野知事らがさいたま市内の駅で、エスカレーターでは左右どちらも立ち止まるよう呼びかけました。

埼玉県はおととし10月、全国で初めてエスカレーターの利用者に立ち止まって乗ることなどを求める条例を施行しました。

27日は朝から大野知事や大学生などが、さいたま市浦和区のJR浦和駅でチラシを配ってエスカレーターの安全な利用を呼びかけました。

関東ではエスカレーターの右側を空けて乗る習慣が広がっていて、そこを歩く人の姿もみられ、大学生たちは「左右両側に立ち止まろう」と書かれたプラカードを持ち、右側に立ち止まって呼びかけていました。

呼びかけた大学2年生は「歩いて急ぐ人もいましたが、危ないので左右どちらでも立ち止まってほしい」と話していました。

大野知事は「まだ条例は十分には浸透していないが、障害者や高齢者など歩かれて怖い思いをする人もいる。エスカレーターでの渋滞を避ける意味でも左右両側で立ち止まろうという呼びかけを広げていきたい」と話していました。