社会

長崎 対馬市長 “核のごみ”処分地調査受け入れない意向表明へ

原子力発電で出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の処分地選定をめぐって、第1段階にあたる「文献調査」を受け入れるかどうか議論が続いている長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が、調査を受け入れない意向を固めたことが関係者への取材でわかりました。
比田勝市長はこのあと、市議会で自らの考えを表明する方針です。

「核のごみ」は最終処分場を設けて地下300メートルより深くに埋めることが法律で定められていて、処分地の選定に向けては3段階で調査を行うことになっています。

このうち第1段階にあたる「文献調査」の受け入れをめぐって対馬市議会は今月12日、賛成派の団体が出していた受け入れの促進を求める請願を10対8の賛成多数で採択しました。

文献調査に応じるかどうかは最終的に市長が決めることになっているため、比田勝市長の判断に注目が集まっていましたが、市長が調査を受け入れない意向を固めたことが関係者への取材でわかりました。

調査への賛否が分かれる中で、市民の理解を得るのは難しいと判断したとみられます。

比田勝市長はこのあと、最終日を迎えている市議会で自らの考えを表明する方針です。

「核のごみ」の処分地選定に向けた調査は、北海道の2つの自治体で3年前から全国で初めて実施されていて、現在、「文献調査」の報告書を取りまとめる作業が行われています。

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