新型コロナワクチン“配分見通し早く示して”知事会が国に提言

今月20日から始まった生後6か月以上のすべての人を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの接種をめぐり、全国知事会は国に対して、ワクチンの配分の見通しをできるだけ早く示すことなどを求める緊急の提言を行いました。

全国知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部でワクチンチームリーダーを務める高知県の浜田知事は26日、オンラインで浜地厚生労働副大臣にワクチンの接種をめぐる現場の状況を踏まえて緊急の提言を行いました。

この中で浜田知事は
▽ワクチンの追加配分の情報が国から示されていないことから、接種開始から1週間足らずで予約を停止している市区町村があるとして、今後のスケジュールをできるだけ早く示すことや
▽来年度以降のワクチン接種の方針を早急に示し、接種の費用について国が財政支援を行うことなどを求めました。

浜田知事によりますと、提言を受けた浜地副大臣は
▼ワクチンの追加発注を検討していることや
▼来年度以降の接種について、「年内には方針を示す」と述べたことを明らかにしました。

浜田知事は「ワクチンを必要とする人に切れ目なく接種ができるよう、追加配分の情報を早急に示してほしい」と述べました。