米 クック諸島 ニウエと外交関係樹立へ 中国念頭に関係強化か

アメリカのバイデン政権は、太平洋の島しょ国の首脳などを招いた会議を開き、クック諸島とニウエを新たに国家として承認して外交関係を樹立すると発表し、この地域で影響力を強める中国を念頭に、各国との関係を強化する姿勢を打ちだすねらいがあるものとみられます。

アメリカのバイデン大統領は25日、太平洋の島しょ国とオーストラリアなど18の国と地域でつくる協力の枠組み、「太平洋諸島フォーラム」の首脳などをホワイトハウスに招きました。

会議でバイデン大統領は「自由で開かれ安全で繁栄したインド太平洋の実現に向けて、協力することを約束する」と述べ、連携を進めていく考えを強調しました。

会議に合わせバイデン政権は、クック諸島とニウエを新たに独立した主権国家として承認し、外交関係を樹立すると発表しました。

太平洋の島しょ国では近年、中国が巨額の支援や投資などを通じて影響力を拡大させていて、バイデン政権としては各国との関係を強化する姿勢を打ちだすねらいがあるものとみられます。

一方、中国との関係を強めているソロモン諸島のソガバレ首相は、先週ニューヨークの国連総会で中国を評価する演説を行った一方で、今回の会議は欠席していて、バイデン政権の高官は記者団に「失望している」と述べました。