インド 無人機集めたデモンストレーション 防衛強化アピールか

インドで軍と民間企業が国産の小型の無人機を集めたデモンストレーションを行い、国境をめぐって緊張状態にある中国に対抗し、無人機を使って防衛や安全保障を強化しているとアピールする狙いもあるとみられます。

インド軍と民間企業でつくる協議会は25日、インド北部のウッタル・プラデシュ州にある空軍基地内で、インド製の小型の無人機のデモンストレーションを行い、各国政府の代表やNHKなどのメディアにも公開されました。

会場では、小型の爆発物を運ぶことができる機種や、戦車などの標的に衝突して攻撃するという機種など、数十機が披露されました。

また、銃を持って施設に侵入しようとするテロリストたちを、無人機が監視して追跡する様子も再現されました。

インドは、国境をめぐって緊張状態にある中国に対抗して、中国製部品に依存しないインド独自の無人機の製造に力を入れているとみられ、今回も国産の無人機によって防衛や安全保障を強化しているとアピールする狙いもあるとみられます。