科学・文化

アルツハイマー病の新薬 イーライリリーが国に承認申請

アメリカの製薬大手「イーライリリー」は開発中のアルツハイマー病の新薬について、国の承認を求める申請を行ったと発表しました。

アメリカの製薬大手の「イーライリリー」は26日、都内で開かれたフォーラムで、アルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」について、厚生労働省に承認を求める申請を行ったことを明らかにしました。

アルツハイマー病になった患者の脳には「アミロイドβ」と呼ばれる異常なたんぱく質がたまっていて、これによって神経細胞が壊れると考えられています。

「ドナネマブ」は人工的に作った抗体を「アミロイドβ」に結合して取り除く「抗体医薬」で、「イーライリリー」によりますと、最終段階の治験の結果で、この薬を投与されたグループは、「プラセボ」と呼ばれる有効成分が入っていない薬を投与されたグループと比べて、1年半後の認知機能の低下がおよそ35%抑えられ、症状の進行を遅らせる効果が確認されたとしています。

一方、薬を投与したあとに脳の腫れや出血のリスクが高まることや、死亡した人がいることも報告されていて、会社は今後も安全性の確認を続けていくことにしています。

「ドナネマブ」はアメリカとEUでも承認申請が行われています。

アルツハイマー病の新たな治療薬をめぐっては25日、日本の製薬大手「エーザイ」などが開発した「レカネマブ」が国に承認されていて、早ければ年内にも治療に使われるものとみられています。

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