警視庁「サイバーセキュリティセンター」メタバースに開所

警視庁は、サイバー犯罪を防ぐための情報を広く発信しようと、インターネット上の仮想空間、メタバースに「サイバーセキュリティセンター」を新たに設け、25日開所式が行われました。

インターネット上の仮想空間、「メタバース」に新たに設置されたのは、警視庁の「サイバーセキュリティセンター」です。

25日は運用開始に合わせて警視庁で開所式が開かれ、田中俊恵副総監が「サイバー空間は生活に欠かせない一方で、情報流出などその脅威は極めて深刻だ。このセンターを有効活用し、サイバー犯罪の捜査や被害防止の活動をいっそう進めていきたい」とあいさつしました。

続いて、メタバース上のセンターがモニターに映され、警視庁などが作成したサイバー犯罪や特殊詐欺などに関する犯罪被害防止の動画が紹介されました。

また、都内の大学生が作成した著作権をめぐるトラブルに巻き込まれないよう注意を呼びかける動画も披露されました。

センターでは今後、30本の動画が見られるようになるほか、来年1月中旬をめどに、企業などとサイバー犯罪に関する訓練ができるエリアも整えていくことにしています。