日中韓首脳会議 “事務レベルで検討進めていく” 松野官房長官

日中韓3か国による首脳会議の再開をめぐり、中国の習近平国家主席が適切な時期の開催を歓迎する意向を示したことについて、松野官房長官は首脳が一堂に会し議論することは有意義だとして、事務レベルで検討を進めていく考えを示しました。

中国の習近平国家主席は23日、韓国のハン・ドクス(韓悳洙)首相と会談し、4年前から開かれていない日本と中国、韓国の3か国による首脳会議について、適切な時期の開催を歓迎する意向を示し、ハン首相は議長国として年内の開催を目指す考えを強調しました。

これについて松野官房長官は午前の記者会見で「報道は承知している。地域の平和と繁栄に大きな責任を共有する日中韓の3首脳が一堂に会し、具体的な協力のあり方や地域の諸課題などについて議論することは有意義だ」と述べました。

そのうえで「協力の具体的なプロセスや日程については、首脳会談を含め、まだ何ら決まっていない。3か国の事務レベルでしっかりと検討を進めていきたい」と述べました。