“天空のひまわり畑”で種の収穫作業 福島の復興支援に 岡山

岡山県美作市にある広大なひまわり畑で、見頃が終わって枯れた花から種を取る作業が行われました。

美作市の竹田地区の高台にある広さ3ヘクタールの畑で行われた種の収穫には、地元の農家や県内外からの親子連れなど合わせておよそ20人が参加しました。

この場所は「天空のひまわり畑」と呼ばれ、夏にはおよそ30万本のひまわりが観光客を楽しませます。

見頃が終わって枯れた花には黒い種がびっしりとついていて、参加者は手に持った鎌で花の部分を丁寧に刈り取っていきました。

そして1か所に集めた花を茎でたたくなどして種を落としていました。

ひまわりの種の収穫作業は9月27日ごろまで行われておよそ200キロが収穫される見込みで、そのうちの半分は福島県のNPO法人に寄付され、復興支援に役立ててもらうということです。

また、畑を管理する農家では残りの半分の種から油をとって販売し、来年の活動資金にあてるということです。

収穫に参加した小学3年の女の子は「種を取るのはスイカ割りみたいで楽しかった」と話していました。

兵庫県から親子4人で参加した37歳の男性は「楽しみながら福島の力になれてうれしい。来年も家族で参加したい」と話していました。